2,018・3・1記:

対岸の山々は昨夜来の暴風で荒れ狂ったはべた凪の大村湾の海を背に、春霞かと思えるものにぬられて静かに在る。

今日も私は200坪ほどの果樹園で落下した八朔を二等分してベランダの柵に突き刺し、メジロヒヨドリ野鳩がついばみ来るのを窓越しに見て楽しんでいる。読書の目を時々休めては、海、山、畑を見るのが楽しみである。真っ先に目に飛び込むのは二等分された八朔である。メジロが啄んでいるときに遭遇すると嬉しい。「うちんちのメジロが来てる」と横で新聞を読んでいる妻に教えてしまう。